2016年度入試から2025年度入試までの一般的な科目選択

国公立です

 

英語

英語(コミュニケーション英語Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,英語表現Ⅰ,Ⅱ)

入試において科目はあまり区別されていない。

一次試験ではリーディングとリスニングの配点が共通テストから200:50から100:100に変更された。(ただし配点を3:1や4:1と換算してしまう大学も少なくない)

数学

数学:数学Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,A,B

数学Ⅲは理系だけが履修。

一次試験

数学Ⅲの問題はない。

数学ⅠA 第一問、第二問が数学Ⅰ、第三問は確率、第四問は整数、第五問は平面図形である。第三、四、五問のうちから2つ選択。共通テストから制限時間が10分伸びた。

数学ⅡB 第一問、第二問が数学Ⅱ、第三問は確率と統計的推測、第四問が数列、第五問がベクトル。第三、四、五問のうちから2つ選択。確率と統計的推測は二次で範囲外であることも多いので、選択しない人が多い。

国語

国語総合,現代文B,古典B

一次試験

第一問が現代文評論、第二問が現代文小説、第三問が古文、第四問が漢文、それぞれ50点の計200点

 

社会

世界史B,日本史B,地理B,「倫理、政治経済」

倫理政経は2単位科目の倫理と政治経済を合わせたもの。国公立ではこれが指定されることが多い。

文系の場合、一次試験は2科目、二次は大学により扱いが分かれる。(東京大学は2科目、京都大学は1科目、なしの大学も多い)

理系の場合、一次試験で1科目のみ

理科

理科:物理、化学、生物、地学、物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎

「基礎」がつく科目は各科目の簡単なもの。「基礎」三科目が必修となっている。

文系の場合、一次試験で「基礎」2科目合わせて60分100点のみ。生物、化学、地学、物理(すべて基礎)の順に選択者が多い。

理系の場合、一次、二次共に2科目必須であることが多い。工学部などが物理化学が必須であるので、物理化学選択が多い。地学は選択できない学部やそもそも開講していない高校もあるため、選択者数がとても少ない。(一次で千数百人)

具体例

京都大学法学部

一次試験(換算後の点数)

英語(R45,L15)、数学ⅠA(30)、数学ⅡB(30)、国語(60)、世界史B(30)、地理B(30)、化学基礎(15)、生物基礎(15)

計900点、換算後270点

二次試験

英語(150)、国語(文系)(150)、数学(文系)(150)、世界史(100)

計550点

 

東京大学理科I類

一次試験

英語、数学ⅠA、数学ⅡB、国語、地理B、物理、化学

計900点 換算後110点

英語はRを140点満点に、Lを60点満点に換算

全体に900分の110をかける

二次試験

英語(120)、数学(120)、国語(80)、物理(60)、化学(60)

計440点